2024年11月14日
国内市況 鉄スクラップ模様眺め続く 需要低調で調達意欲欠く
関東、入札結果に反応薄
国内の鉄スクラップ市況は模様眺めが約1カ月間続いている。ドル高・円安が円建ての輸出価格を引き上げて国内相場の強気材料となる一方で、国内外の鋼材需要は低空飛行のため原料となる鉄スクラップの調達意欲が盛り上がらない。当紙調べの日本鉄スクラップ総合価格(東名阪3地区電炉メーカー購入価格平均、H2)は13日時点でトン当たり4万1300円と、10月9―11日にかけて1700円上昇してから約1カ月かけてわずか300円高と、ほぼ横ばいだった。目先の相場も方向感を探る展開が続きそうだ。
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