2024年11月13日

鉄鋼主力商社9社4―9月 海外市況安 営業増益3社

鉄鋼主力商社9社の2024年4―9月期連結決算が12日出そろったが、国内外の鋼材消費減少、海外の鋼材価格下落など市場環境が悪化する中、営業利益を公表する8社のうち阪和興業、岡谷鋼機、神鋼商事の3社が増益で、日鉄物産、佐藤商事、カノークスの3社が微減、伊藤忠丸紅鉄鋼、JFE商事の2社は大幅減となり、得意分野・地域や事業ポートフォリオによって明暗が分かれた。国内の鋼材価格が相対的に底堅く推移する中、国内の鉄鋼関連事業に強みを持つ岡谷鋼機、佐藤商事、カノークスは高収益を維持。日鉄物産は産機・インフラ、阪和興業はエネルギー、神鋼商事はアルミ・銅など鉄鋼以外の事業が収益を下支えた。伊藤忠丸紅鉄鋼、JFE商事は得意とする北米など海外の市場環境悪化が響いた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社