2024年10月10日

輸出船契約9月61%減 手持ち工事3―4年分維持

 日本船舶輸出組合が9日発表した2024年9月の輸出船契約実績によると、一般鋼船の契約は7隻、33万7800総トンで総トン数は前年同期比61・3%減と減少した。8カ月ぶりの減。一方、9月末の輸出船手持ち工事量は641隻、3000万総トンとなり、総トン数は同35・2%増加した。受注減ながらも手持ち工事は増加傾向を持続、手持ち工事量は3―4年分の高水準を保っており、28年以降の受注に対応する事業者もある。このため造船向け厚板需要は24年度も23年度を若干上回る270万トンと予測され、引き続き一定の需要量を維持する見通しだ。

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