2024年8月7日

普通鋼電炉、8社経常減益 4―6月 コスト上昇分転嫁進まず

普通鋼電炉メーカー11社(連結9社、単独2社)の2024年4―6月期決算が6日出そろった。企業全体の稼ぐ力を示す経常利益ベースでは8社が減益となり、増益は3社にとどまった。人手不足などを背景にした建設工事の遅れや延期の影響を受けて、鋼材の引き合いが弱かった。国内需要の鈍さや中国からの鋼材輸出増などで製品の値上げ環境が整わず、電力をはじめとするエネルギー価格や人件費などのコスト上昇分の価格転嫁も進まなかった。





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