2024年6月11日

高原状態の鉄スクラップ相場 輸出高値解消 小反落含み

鉄スクラップ相場は1カ月以上高原状態が続いてきたが、目先で小反落する可能性が出ている。日本鉄スクラップ総合価格(東名阪3地区電炉メーカー購入価格平均、H2、産業新聞調べ)は10日時点でトン当たり5万1000円と横ばっているが、ベトナムやバングラデシュの鉄鋼メーカーがこれから夏期減産の時期に入ることから、輸出商談価格が下がる見通し。13日に行われる関東鉄源協同組合の鉄スクラップ輸出入札の落札価格は、5月実施分(5万2590円、H2、FAS=船側渡し)より下がるとの予想が聞かれ、国内相場の下押し材料になる可能性が指摘される。





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