2024年5月31日

JFE、表層硬さ低減鋼管出荷 天然ガス輸送向け

JFEスチールは30日、東南アジアのサワーガスを輸送するパイプラインプロジェクト向けに「表層硬さ厳格仕様サワーラインパイプ用UOE鋼管」8万6000トンを初めて製造し、出荷したと発表した。硫化水素を含む天然ガスのサワーガス輸送パイプラインは極表層の硬化部に発生する硫化物応力割れを防ぐため、従来より極表層の硬さを低く抑える必要性があり、西日本製鉄所(福山地区)の制御冷却技術「Super―OLAC―A」で全面にわたり表層硬さを低減した鋼板を製造。電磁気特性から硬さを精緻評価する測定装置を導入し、鋼板表面全面の硬さ保証が可能な「表層硬さ厳格仕様サワーラインパイプ用UOE鋼管」を開発した。

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