鉄リ工業会 適正ヤード推進委が会合 各地条例を報告 盗難防止へ警察庁出席

全国の鉄リサイクル加工業者などで構成する日本鉄リサイクル工業会は28日に適正ヤード推進委員会の第4回会議を都内の鉄鋼会館で開いた。会場とオンラインの複合型で開催した。

参加者は、木谷謙介会長（シマブンコーポレーション社長）、副会長4人、専務理事、各地区の委員。経済産業省、環境省、警察庁の3省庁からもオブザーバーが出席した。

工業会本部は、関東を中心とする複数の自治体が金属スクラップヤードの運営を規制する条例を相次いで施行している状況を改めて述べた。

また千葉県警が金属類の窃盗防止を目的とした条例制定に向けて動いていると説明した。同案の骨子は4月に公表された。日本建設業連合会が、連合会の会員に向けて不適正ヤードへの金属スクラップの販売を控えるよう注意喚起を発出したことも報告した。工業会本部と昨年来会談を重ねていた。