2024年4月22日

日鉄意匠性チタン 人見神社 屋根材に採用 千葉・君津、潮風対策も期待

 日本製鉄は19日、人見神社本殿(千葉県君津市)の屋根ふき替え工事において、意匠性チタン「トランティクシー」が屋根材に採用されたと発表した。使用量は約1・2トンで、冷延板の緑青仕上げ(屋根一文字葺)を用いる。チタンによる長寿命化やメンテナンスフリー化が伝統建築の課題解決に貢献していると評価された。色を塗らず、ブラスト加工による粗度調整とチタン特有の干渉色を応用した緑青仕上げの美しさも採用のポイント。屋根葺き替え工事の竣工は2025年春を予定する。

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