2024年4月11日

関東鉄スクラップ入札 輸出価格2カ月ぶり上昇 4月契約、5万1087円

関東の鉄スクラップ加工業者で構成する関東鉄源協同組合(理事長=南光司・ミナミ社長)が10日に実施した4月契約分(5月積み)の鉄スクラップ輸出入札の落札価格は、トン当たり5万1087円(H2、FAS=船側渡し)と、3月実施の前回から987円上がった。上昇は2カ月ぶり。為替のドル高円安が円建ての輸出価格を押し上げた。鉄スクラップの補充買いを進めたいアジアの鉄鋼メーカーの思惑も反映した。足元の関東電炉の買値とおおむね同水準のため、国内市況には影響せず、横ばいが続きそうだ。

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