2024年3月21日

4―6月見通し 鉄鋼流通3団体経産省ヒア 需要低迷下の値上げ課題

全国鉄鋼販売業連合会、全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通3団体は19日までに経済産業省ヒアリングを行い、2024年度第1四半期(24年4―6月期)の需要見通しを報告した。自動車はトヨタ車体の生産停止、ダイハツの認証試験不正、能登半島地震によるホンダの部品調達支障などが響くほか、家電、電機、建産機と減少。建築も中小案件のほか、大型物件が端境期に入り、物流施設も振るわなくなってきたとし、需要は盛り上かりを期待できないと指摘。需要漸減の中、鋼材流通は需給環境を問わず、メーカー値上げによる仕入れ値上昇、諸経費を含めた価格転嫁が重くのしかかる。





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