厚板シヤ工組 経産省ヒア 4―6月需要低迷、厳しさ続く

　全国厚板シヤリング工業組合（ＺＳＫ、理事長＝石原慶明・ＪＦＥ鋼材社長）は18日、経済産業省ヒアリングを行い、2024年度第1四半期（24年4―6月期）の需要見通しを報告した。全地区全分野で需要低迷が続くうえ、あらゆるコストが上昇、極めて厳しい環境にあると指摘。2024年度の鉄骨需要は400万トン前後の低位とし、造船は23年度のマクロ需要が前年度比微減の265万トン程度に対し、24年度もほぼ同程度と見通す。建機メーカー各社の生産計画も前年度比10％程度減少、産機も前年度と比べて低位の仕事量で推移するとした。