2024年3月1日

北野・鉄連会長 全国粗鋼、前年度並み予想 厳しい環境前提

 日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は29日の定例会見で2024年度の全国粗鋼生産量について「23年度と同レベルと考えている。23年度は8700万トン程度と22年度に続き前年割れとなる可能性が高い」と見通し、「米中対立や欧米の金融引き締め、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、中東情勢の緊迫化、中国の経済低迷と鋼材輸出の高止まり、国内は人手不足による影響などリスクと懸念要因は多く、厳しい事業環境の前提で経営を考えなければならない」と慎重な見方を示した。

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