2024年2月28日

24年度 高炉、粗鋼低水準見通し 採算重視し輸出抑制

高炉各社は2024年度の粗鋼生産量を前年並みの低い水準にとどまると予想している。自動車生産は増える見通しだが他の製造業は低調に推移し、建設分野も人手不足や資材高から活動は鈍いまま。国際鉄鋼市場は中国の経済不振から需給緩和と市況軟化が続く予想から高炉各社は採算を重視し、輸出を抑える。生産調整を続けざるを得ない中で各社は徐々に増える鋼材輸入が及ぼす需給や市況への影響を懸念する。内需の大幅な回復は想定しにくく、新年度も鋼材貿易を取り巻く環境が大きな関心事となりそうだ。







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