2023年12月15日
異形棒鋼電炉 関東中心に出荷低迷 23年度695万トンに黄信号
国内異形棒鋼市場は建設現場の人手不足や、資機材価格高騰などの影響を大きく受けており、関東地区を中心に異形棒鋼電炉メーカーの出荷低迷が顕著になっている。大規模建築案件は一部で施工期間が延びているほか、中・小規模建築案件は計画の中止・見直しが相次ぎ、見込んでいた”実需”が消える場面も散見。異形棒鋼電炉メーカーは出荷計画の変更を余儀なくされており、普通鋼電炉工業会が7月に予測した2023年度における鉄筋用小形棒鋼の国内向け出荷数量695万トン(前年度比1・5%増)を下回る可能性を示唆する声が増えている。
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