2023年11月9日

4―9月 特殊鋼専業2社増益 売上数量は落ち込む

 特殊鋼専業メーカー5社の2023年4―9月期決算(連結ベース)が8日に出そろった。建設機械や産業機械を主体に需要が減少する厳しい市場環境下で販売価格の改善に取り組んだものの、売上数量が落ち込み、エネルギーをはじめコスト上昇の影響を受けた。前年同期比で営業損益ベースでは、原価低減効果を発揮した愛知製鋼と、ばね事業の収益が大幅に改善した三菱製鋼が増益。大同特殊鋼と山陽特殊製鋼が減益となり、日本高周波鋼業は赤字に転落した。

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