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2024.11.5
2023年11月8日
普通鋼電炉メーカー12社(連結9社、非連結3社)の2023年4―9月期決算が7日出そろった。経常利益は7社が増益、5社が減益だった。製品販売価格の改善と電炉主原料となる鉄スクラップ価格の下落により、異形棒鋼メーカーを中心に利益の源泉となる鋼材スプレッドが広がった。ただ、電力・ガスをはじめとするエネルギーコストの高騰が続く。鋼材需要の回復は鈍く、期初想定より販売数量も伸びていない。足元は中東情勢の悪化による原油・LNG(液化天然ガス)の供給不安もくすぶっている。
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