2023年8月14日

水素の混焼発電、最大5割 コマツ・日立の技術、デンヨーが製品化

コマツは8日、日立製作所と技術供与し、デンヨーが開発を進めた250キロワット水素混焼発電機の製品化に成功したと発表した。燃料に水素を最大50%混合した発電が可能で軽油のみを燃料とした場合と比べ、発電時の二酸化炭素(CO2)排出量を最大50%削減できる。コマツはカーボンニュートラル(CN)へ向け、同発電機の初号機を小山工場に導入し、本年9月中の本格稼働を目指す。水素は燃焼速度が速く、燃焼温度が高いため、軽油と同様のエンジン制御では異常燃焼の発生や窒素酸化物(NOx)生成が多い課題に対処、水素混焼発電機の製品化に至った。

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