2023年7月10日

JFE福山 コークス炉 燃焼最適化 「デジタルツイン」活用 

 JFEスチールは10日、西日本製鉄所・福山地区(広島県福山市)のコークス炉をデジタルツイン技術を活用した設備設計で改造し、省エネルギーとCO2削減効果のある新しい技術を開発したと発表した。デジタルツインはコンピューター上の仮想空間に現実世界と等価なモデル(双子=ツイン)を再現して現実にシミュレートする技術で、コークス炉内の燃焼最適化のための空気量を算出・効率化し、従来比で燃料(主に石炭)使用量の約5%削減、CO2排出量の年間6600トンの削減の効果を実現した。開発投資額は約1億7000万円で、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)の採択事業として助成金3400万円も得ている。

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