2023年6月13日

鉄スクラップ相場 関東で調整局面入り 輸出不振が再び冷やす

 関東の鉄スクラップ相場が先週末から調整局面に入った。輸出の不振が一時的に上昇した相場を再び冷やし、東京製鉄の宇都宮工場が10日入荷分からの鉄スクラップ購入価格をトン当たり500円下げ、特級(H2相当品種)の買値を4万8500円とした。ただし追随して買値を下げたメーカーや輸出業者は一部に限られた。「4万9000円前後の高値提示が残っており、集荷のために同価格帯を維持しなければならない」(湾岸商社)との声が聞かれる。高値維持の背景には「発生量の低下」(ヤード筋)や、新規参入の鉄スクラップ加工業者が増えて1社当たりの取扱量が減っている現状などが絡む。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社