豊栄ホールディングスグループの豊栄化学(本社=愛知県豊田市、樹神康之社長)が開発、生産するリサイクル燃料1PB(アイアン・パウダー・ブリケット)が、鉄源・コークス代替品として鉄鋼メーカーからの引き合いが強まっている。二酸化炭素排出量をコークスと比較して4割ほど削減でき、鉄源だけでなく電気炉でのコークス代替利用が可能なため、サーマルリサイクルではなくマテリアルリサイクル(ケミカルリサイクル)としてもカウントされる。カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミー(循環経済)に貢献するリサイクル燃料として注目を集めている。