2023年4月12日
鉄スクラップ関東入札 4契 輸出価格5万556円に下落
関東地区の鉄スクラップ加工業者で構成する関東鉄源協同組合(理事長=南光司・ミナミ社長)は、11日に実施した4月契約分(5月積み)の鉄スクラップ輸出入札でトン当たり5万556円(H2、FAS=船側渡し)の平均落札価格を付けた。3月実施分より4882円安く、4カ月ぶりに前回比で下がった。韓国やベトナムの不動産市況低迷に伴ってアジアの鉄鋼需要が衰え、鉄スクラップの引き合いを弱めた。欧米を中心に広がる金融不安も貿易商談を停滞させた。当日の関東電炉の買値より1500円前後安く、3月中旬から下がり続ける相場のさらなる下落は必至だ。
日刊産業新聞DIGITAL日刊産業新聞 紙版
スポンサーリンク