2022年11月7日
9月末国内向け薄板3品在庫442万トン 年明け需給懸念
9月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比1・1%減、4万9000トン減の441万9000トンとなった。例年、夏季休暇の影響で増加した在庫が減少する月ではあるが、建設、産機、電機分野の堅調さ、半導体・物流ネックという問題をはらみつつも前年度よりは生産が増加している自動車など需要が回復基調にあることや、メーカーの減産が続いていることなどが在庫減少効果を生んだ。過去パターンを見ると、11月までは在庫が減少する傾向となっており、高炉メーカーなども「薄板3品在庫の減少トレンドは継続する」(日本製鉄・薄板営業部)とみている。
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