2022年11月4日

国内相場 鉄スクラップ反落 為替変動など影響

国内の鉄スクラップ相場が2日、2週ぶりに反落した。下げ幅はトン当たり500円。海外の鉄スクラップ市況の下落と、為替の変動などが下落をもたらした。今回の下げ幅は、10月19日の反転上昇時の上げ幅と同額で、小幅にとどまっている。電炉大手の東京製鉄は2日入荷分から複数拠点の鉄スクラップ買値を下げたが、中部地区などの拠点の買値は「他拠点の買値とのバランスを取るため」(津田聰一朗・東鉄総務部長代理)に据え置いた。また関東や関西の他需要家への影響は限定的で、追随して買値を下げる筋と様子見の筋とが混在している。

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