2022年10月6日

鉄スクラップ アジア向け輸出価格続落 韓・越の調達意欲減退

 日本からアジア向けの鉄スクラップ輸出価格が約1カ月間下落している。中国の不動産相場の不況などを受けてアジア全体の鋼材需要が伸び悩み、韓国やベトナムの鉄スクラップ輸入意欲が落ち込んだ。日本からの輸出価格(H2)は、韓国向けが8月末の直近高値からトン当たり2000円前後、ベトナム向けは9月上旬の直近高値から3000円前後、それぞれ下落した。日本国内の鉄スクラップ相場の弱気材料としてはたらきそうだ。

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