2022年9月30日

鉄スクラップ市況続落 3地区、電炉買値5万円割れ

国内の鉄スクラップ市況が29日にトン当たり500円前後続落した。輸出不振が市況を冷やしている。H2の日本鉄スクラップ総合価格(3地区電炉買値平均、産業新聞調べ)は29日時点で4万9700円に下がり、2週間ぶりに5万円を下回った。直近高値の16日からの下げ幅は900円。日本からアジア向けの輸出商談価格が下降線をたどる一方で、国内の「H2などヘビースクラップの発生が少ない」(ヤード筋)ため需給の緩みは小さく、下げ足は鈍い。

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