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2024.10.30
2022年8月5日
関東湾岸部で鉄スクラップの需給バランスが4カ月ぶりに改善している。「夏枯れ」で市中の鉄スクラップ発生が減る中、盆休み前に船積みを終えようとする複数の輸出業者が集荷意欲を示した。8月に入り、湾岸価格(輸出業者の集荷価格)の高値は4カ月ぶりに反転上昇。前週からトン当たり1000円前後高くなった(4日時点、H2)。ただし、関東相場の下げ要因として作用してきたアジア諸国の鉄スクラップ調達意欲の低迷は今後も続きそうで、ある輸出業者は「需給はすぐにまた緩む可能性が高い。浜値の上げ幅も限定的だろう」と話す。
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