2022年7月13日

7契鉄スクラップ入札 関東輸出価格4万4554円 前月比9006円安

関東鉄源協同組合(理事長=山下雄平・ヤマシタ会長)が12日に実施した7月契約分の鉄スクラップ輸出入札の落札価格は、前月比9006円安のトン当たり4万4554円(H2、FAS=船側渡し)だった。海外需要の低迷などから昨年9月実施分以来10カ月ぶりに平均落札価格が5万円を割りこんだ。関東地区の電炉買値より2000円前後安く、地区相場は今後も下押し圧力を受けるとの見方が多い。ただ、輸出不振が続く中で落札数量が10カ月ぶりに2万トンを超えた。船積みが予定される8月は例年「夏枯れ」で鉄スクラップの供給が減るため、緩和する需給バランスを改善させる材料になりそうだ。

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