2022年5月13日

3月末 薄板3品在庫452万トン 調整進み4カ月ぶり減

3月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比2・8%減の451万8000トンとなり、4カ月ぶりに減少した。期末や稼働日の増加ということもあり、メーカーの生産は159万トンと2月の142万トンからは増加したものの、昨秋の170万トンレベルからは抑制された状態が続いている。こうした中、建設や産業機械などの需要が比較的に堅調な上、半導体不足などで減産が続く自動車も緩やかながら生産を回復させており、問屋やコイルセンター(CC)での停滞も少なく、在庫減少につながった。高炉メーカーは「在庫調整が進展してきた」との見方を示す。

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