JFEスチール知多製造所(愛知県半田市)は27日、製造所内にある環境池でほたるの幼虫放流会を開催した。半田市と武豊町の園児、計46人が「ヘイケボタル」の幼虫600匹を放流し、大きく成長することを願った。
同製造所では環境保全や地域貢献活動に積極的に取り組み、地域社会との共生を図っている。その一環として2015年から半田市や武豊町の支援を得て地域の子供たちを招き、ほたるの幼虫の放流会を実施。今回で7回目の開催となった。
当日は半田市の成岩幼稚園、武豊町の東大高保育園の年長クラスの園児が参加。各園でほたるの幼虫観察や生態の説明を受けた後、製造所に移動し、環境池のほとりを流れる小川に幼虫を放流した。
なお、同製造所では新型コロナウイルスの感染状況を踏まえながら、6月にほたるの鑑賞会の開催を検討している。