2022年4月21日
関東地区 平・角鋼相場5000円上昇 さらに上伸基調継続
関東地区の平鋼、角鋼相場がトン当たり5000円値上がりした。流通段階ではメーカー値上げを受けて価格転嫁を実施、販価是正を図ってきた。平鋼はベースサイズトン当たり14万円、角鋼が同16万5000円どころ中心に上昇した。原料の鉄スクラップ価格は高値が続くほか、物流などの諸コストのアップなどと合わせ、メーカーサイドではコスト圧迫要因が強まっており、これまで値上げ展開を続けてきた。このため市中では先高観が強まり、流通段階でも仕入れ値が上がり、採算確保のため、販価引き上げを進めた。流通サイドでは積み残しがあり、今後もメーカー値上げの公算が大きく、さらに上伸基調が継続する見通しだ。
スポンサーリンク