2022年3月28日

点検 鉄鋼市場/4―6月/特殊鋼/ステンレス

特殊鋼/自動車向け不透明感続く/市況は5月にも上昇局面

 4―6月の構造用鋼需給バランスは1―3月同様の水準が続く。主用途の自動車向けで挽回生産に遅れが出ているためだ。半導体など部品不足が長引いているだけでなく、ウクライナ危機や新型コロナウイルスの感染再拡大など、サプライチェーンへの影響が広がり、先行きは不透明だ。メーカーが契約価格を引き上げていることから、市況は上昇局面を迎えるとみられる。鉄鉱石や鉄スクラップなど原料価格が上昇し、足元でメーカー各社が値上げを相次いで発表していることから、市況は5月にもおよそ半年ぶりとなる上伸局面を迎えそうだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社