2022年3月16日
東海カーボン 大口径電極の供給強化 生産能力比率5割に、内外で設備改造
東海カーボンは、今後需要拡大が見込まれる大口径(スーパーサイズ)電極の供給体制を強化する。長坂一社長によると、急拡大が見込まれるスーパーサイズ電極の生産に、経営資源をシフトさせる考えだ。日米独で年産約10万トンの電極生産能力の約3割を占めるスーパーサイズの比率を、将来的に4―5割に引き上げることも視野に入れ、内外生産設備の改造に着手した。得意とする高付加価値製品の比率を高めることで、課題としてきた電極事業の収益力を高め、成長軌道への回帰を図る戦略だ。
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