2021年12月14日
日本製鉄H形鋼販価据え置き 12契、店売り浸透見極め
日本製鉄は14日、12月契約(2022年1月生産)の店売り向けH形鋼の販売価格を据え置くと発表した。2カ月ぶりに値上げを見送った。鉄鉱石価格は中国の減産で下落し、原料炭は調整が見られるものの、依然として高値水準で高止まりする。原料、合金鉄など副原料、副資材、電力コスト、物流費などの諸コストがアップする状況にあるが、前月の同3000円値上げの着実な浸透と市場動向を見極めるため、価格据え置きとした。物件(プロジェクト)向けも諸コストの状況などを注視しながら店売りの価格方針に沿って対応を進める。
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