2021年12月6日

構造用鋼市況1.5万円上伸 仕入れ高受け過去最高に

 構造用鋼市況は12月に入り今年3回目の上昇局面を迎え、トン当たり1万5000円上伸し、過去最高値を付けた。自動車向けが徐々に回復するが、好調だった建設機械向けに暗雲も見られるなど構造用鋼を取り巻く需要は先行き不透明感が強まっている。メーカー各社の値上げを受け、流通は販売価格を引き上げたが、原料高によって一部メーカーが11月に入り契約価格の引き上げを発表しており、流通からは「次の値上げが実施できるか難しい」(流通筋)との声も上がっている。

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