2021年11月5日

薄板市況 東京、方向感欠く展開

東京地区の薄板市況は方向感を欠く展開となっている。メーカー値上げを受けた商社やコイルセンターなどの大手流通は唱え上げに注力しており、市中の再販価格も緩やかながら下値が切り上がっているが、一方で自動車減産の影響で在庫の保管能力が限界を超えた一部の大手流通が唱えを引き下げるケースも見られる。相反する動きに扱い筋は困惑し、「この調子だと、短期的な調整局面はあるかもしれない」(扱い筋)と身構える。

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