2021年10月6日
脱炭素へ電炉活用具体化 中・河鋼30年1000万トン計画
脱炭素に電炉を活用する動きが国内外で具体化してきた。中国の河鋼集団は2030年に高炉からの切り替えで電炉鋼生産を年1000万トン程度に増やす計画。粗鋼世界首位の宝武鋼鉄集団も電炉鋼を増やす方針。日本製鉄は大型電炉での高級鋼板の製造を計画し、JFEスチールと神戸製鋼所も電炉の活用を検討。米国では高炉大手のUSスチールが電炉進出を決めた。水素還元など新製鉄法の開発は時間を要するため、電炉利用でCO2排出削減を急ぐ。電炉での高級鋼製造の開発も本格化しそうだ。
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