2021年9月29日

流通3団体経産省ヒア 10―12月、需要見通し 製造業、総じて底堅い

全国鉄鋼販売業連合会(阪上正章会長)、全国コイルセンター工業組合(小河通治理事長)、全国厚板シヤリング工業組合(石原慶明理事長)の鉄鋼流通3団体は28日までに経済産業省ヒアリングを行い、2021年度第3四半期(10―12月期)の需要見通しを報告した。自動車は半導体不足などで減産するものの堅調で製造業は総じて底堅いと予測、厚板に関しても21年度の造船向けは230万トンから270万トンに想定を上方修正、端境期が長期化する建築向け以外は仕事量が回復傾向にある。21年度の鉄骨需要は本格回復を22年度以降としながらも首都圏再開発案件や物流倉庫で堅調推移とみている。ただ、厚板需給はタイト感が広がり、母材入手難から仕事量確保に支障が出ていると指摘する。

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