2021年7月15日

炭素国境調整措置 EU、26年から導入 カーボンリーケージ防止

欧州委員会は14日、2030年の温室効果ガス排出量55%減の包括的な政策案を発表した。エネルギー、輸送など含め温暖化対策を強化する一方、温暖化対策負担の低い国・地域からの鉄鋼、アルミなど輸入品に炭素価格を課す炭素国境調整措置(CBAM)を26年から導入する。炭素税を課していわゆるカーボンリーケージを防ぐ。ただ国際ルールに整合させて国や製品によって異なる炭素分を調整する難しい試み。CBAMに応じて排出権取引制度(ETS)の無償枠を26年以降段階的に撤廃する。

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