2021年6月15日

薄板値上げ基調継続か 東鉄7月販価が焦点に

 国内薄板市況が異例の急上昇を続ける中、市場では鉄鋼メーカーの値上げラッシュがいつ止まるかに関心が集まっている。直近3カ月は日本製鉄と東京製鉄が毎月交互に薄板の値上げを打ち出すなど、メーカー販価が加速度的に上昇。昨年からの累計での値上げ幅は熱延鋼板(ホットコイル)で日本製鉄がトン当たり5万円、東京製鉄が4万8000円に達している。けん引役の一端を担っていたアジア市況は踊り場の様相を呈し、天井感もちらつき始めているが、鉄鋼メーカーは日本国内の市況水準がいまだ出遅れた状態にあるとみて、値上げを継続したい意向。きょう15日発表予定の東京製鉄の7月販売価格はメーカーが強気の価格政策を維持できるかを見極めるポイントとなりそうだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社