2021年6月8日
JFEスチール20年度、全拠点で粗鋼生産減 福山11年ぶり1000万トン割れ
JFEスチールの2020年度の製鉄所・製造所別の粗鋼生産実績が分かった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で昨年度前半に需要が急減し、高炉バンキングや操業調整などを余儀なくされたことから、全拠点で粗鋼生産量は19年度を下回ったが、中でも最大の拠点である西日本製鉄所・福山地区はリーマン・ショックの影響があった2009年度以来、11年ぶりに1000万トンを下回った。また、倉敷地区も新型コロナ対応として早々に高炉改修に入ったため、アジア通貨危機の影響を受けた1998年以来、22年ぶりに700万トンを割り込んだ。
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