2021年6月4日

鉄スクラップ 国内相場が高止まり

国内鉄スクラップ相場が高止まりしている。指標品のH2電炉買値は、東京・名古屋・大阪3地区平均でトン当たり5万円前後と12年ぶりの高値を維持している。中国政府が商品価格高騰の抑制に向けた取り組みを立て続けに強化し鋼材価格が下落した影響などにより、鉄スクラップの国際相場が下落したものの、国内市場には大きく波及していない。鋼板需給のひっ迫で高炉メーカーの国内鉄スクラップ需要が旺盛な上に「鋼板を主力とする東京製鉄や特殊鋼電炉の生産水準が高い」(商社)ことなどが下支えしている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社