2021年5月20日

鉄スクラップ 国内相場1000―1500円続騰 割高感から先行き警戒

 国内の鉄スクラップ相場が19日からトン当たり1000―1500円続騰した。中国の旺盛な鉄鋼需要が輸出をけん引し、1カ月以上にわたって国内相場を押し上げている。ただ、5月中旬以降、海外に比べて日本の鉄スクラップに割高感が出始めたことや、中国の製品価格が値下がりしたことで、先行き警戒ムードが漂い、新規輸出商談が一服。「相場の急落はないだろうが、天井を探る動きはみられる」(大手ディーラー)との声が聞かれる。

スポンサーリンク