2021年4月13日
関東地区電炉 鉄筋棒鋼値上げ機運 各種コスト高で採算悪化
関東地区の鉄筋棒鋼専業電炉メーカーは鉄スクラップ価格の強基調が鮮明になり、鉄スクラップ以外の各種コスト上昇も受けて採算悪化に危機感を募らせている。「鉄スクラップ価格の動向次第ではトン8万5000円の販価を視野に入れなければならない」(細物鉄筋棒鋼メーカー)との声も聞こえ、追加値上げの機運が高まっている。新型コロナウイルス感染拡大による経済の影響が電炉業にも及ぶが、需要家への安定供給が継続可能な体制を整えるため、収益の改善を急ぐ構えだ。
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