2021年4月8日
「スチールプランテックの中期計画 灘信之社長に聞く」脱炭素追い風、新電炉投入 スマート製品拡充、電動化支援も
製鉄プラントメーカーのスチールプランテックが本年度から3年の中期経営計画を始動した。2030年に向けカーボンニュートラル(脱炭素)、DX(デジタルトランスフォーメーション)などの動きが速まる中、中期ビジョンとして「グリーン&スマート」をテーマに鉄鋼メーカーへの支援を強力に進める考えだ。灘信之社長に今後の方向性などを聞いた。
――製鉄プラントメーカーとして足元の環境をどう受け止めているか。
「受注環境としての19年度はまさにホワイトアウトともいえる状況だった。主力の高炉向けが激減し、先行きの視界が全く見えなかった。受注残があったことで、20年度業績は売上高が約270億円、黒字を確保したが、21年度はホワイトアウトの影響が顕在化する」
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