日本製鉄は17日、サンリオが開催する展覧会「サンリオ展ニッポンのカワイイ文化60年史」に出展する彫刻家の森貴也氏の作品に、同社の意匠性チタン「トランティクシー」が採用された=写真=と発表した。作品名は「空飛ぶいちごの王さま」で、チタン使用量は36キロ。厳しい環境での展示に耐える高い耐食性と、豊かな色彩色調のバリエーションによる意匠性を芸術作品に提供することで、文化・芸術表現の発展に貢献する。制作には同社と東洋ステンレス研磨工業が協力した。
「空飛ぶいちごの王さま」はいちごの王さまが気球に乗って空を飛んでいる作品。全てトランティクシーのチタン合金が使われている。意匠性チタントランティクシーは世界初のチタンブランド。チタンの優れた機能性に加え、独自の最先端技術によってさまざまな色彩・色調を多彩に表現することで、文化を彩る「美しさ」を発信する。
同展覧会は4月24日―6月12日まで開催される松坂屋美術館(名古屋市)を皮切りに、全国主要都市の美術館・博物館で巡回企画展示を開催する。