2021年3月8日
日本製鉄 21―25年度計画、製鉄事業を再構築 強靭な生産体制へ 2.4兆円投資、設備新鋭化
日本製鉄は5日、2021年度に開始する5カ年の中長期経営計画(21―25年度)を発表し、国内製鉄事業の再構築に一段踏み込み、効率的で強靭な生産体制を確立する。5年間で2兆4000億円の設備投資を計画。東日本製鉄所鹿島地区の高炉休止など設備集約を図る一方で電気自動車向けなど新規需要を捉える設備を新鋭化する。国内マザーミルの強化で収益力を取り戻し、インドの製造拠点の能力増強や海外企業買収を進め、グローバル粗鋼能力1億トンを目指す。ゼロカーボン・スチールの技術開発も先行し、中国など海外勢との競争に打ち勝つ考えだ。
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