薄板コイルセンター事業と厚板加工販売を行う和信産業(本社=千葉市)は19日、定時株主総会と取締役会を開催し、新社長に遠藤重裕常務取締役(36)が就任した。遠藤重康社長(65)は代表権のない会長に就いた。重裕新社長は重康社長の長男で、3代目の社長となる。
重康社長は厚板事業を拡充し、祖業の薄板事業との二本柱を確立。2016年には板金加工事業への進出も果たした。重裕新社長は板金加工子会社の新和の社長を兼任する。
▽遠藤重裕(えんどう・しげひろ)氏=09年JFE商事入社。審査部や自動車鋼材部を経て13年和信産業入社。15年取締役、16年常務取締役、17年新和社長(兼任)。84年4月30日生まれ、東京都出身。