2021年2月16日

小棒懇会見、需要見合い生産継続 里会長 「コスト厳しさ増す」

全国小棒懇談会は15日、オンラインで定例の記者会見に臨み、里嘉郎会長(日本製鉄執行役員建材事業部長)は、「12月の建築着工床面積は全建築が前年同月比11・4%減、このうちRC造は24・5%減。暦年ベースは3年連続で前年を割り、RC造は2年ぶりの減少に転じた。一方、小形棒鋼は生産が3・4%減、国内向け出荷は2・6%増、国内向け在庫が前月比2万2000トン減で、在庫率は95・1%。暦年ベースも生産、国内向け出荷ともに前年比マイナスとなり、予測通りの低い水準となったが、需要見合いの生産は継続できている」と分析。続けて、里会長は、「会員各社は新型コロナウイルス禍に加えて、厳しさを増すコスト環境下に置かれている。当面は不透明かつ困難な環境が続くとみられるが、小棒が社会に対する使命を果たし続けることができるよう適切に判断し、今後も小棒の安定供給に尽力してほしい」などと述べた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社