2021年2月12日

JFE、通期見通し上方修正 寺畑副社長一問一答 21年度粗鋼2500万トン 単体黒字化目指す

JFEホールディングスは粗鋼生産の回復や輸出市況の好転を受けて2021年3月期の業績見通しを上方修正した。収益体制を確立し、21年度のJFEスチール単体黒字化を目指す。寺畑雅史副社長の9日の会見要旨は以下の通り。

 自動車生産は前年並みの水準に回復し、他の製造業も段階的な回復を見込む。海外需要の回復が続き、20年度のJFEスチール単独粗鋼生産は前回想定から20万増の2270万トン程度となる見込みだ。輸出市況好転によるスプレッド改善、コストミニマム操業による最適生産体制、デジタル技術を活用した安定生産を継続し、通期のセグメント利益予想は鉄鋼事業が前回想定から550億円改善し800億円の損失。エンジニアリング事業は社会インフラ分野が堅調で前回予想を上回る220億円、商社事業は国内外で需要が回復し前回予想を上回る170億円を見込む。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社