2021年2月10日

薄板市況、東西で続伸 需給ひっ迫、値上げ浸透

国内薄板市況が東西で続伸した。需要回復と店売り市場への入荷停滞による需給ひっ迫局面が続く中、流通業者の在庫補充意欲はなお強く、値上げ容認のムードが広がっている。商社やコイルセンターなどの大手流通は先月帳端明けや今月初めから唱えを一段と引き上げたが、織り込み済みの市場はすぐさま反応。昨秋以降の上げ幅は熱延鋼板(中板)や冷延鋼板などでトン当たり1万5000円に達した。

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